日本で唯一の美容の国家資格を取りたくて、3年前に美容学校に入学しました。
2年間は年に何週間かのスクーリングだったので、そんなに大変ではなかったのですが、
3年目の3月から戦いが始まりました。
実技課題のカッティングは必須課題の為、もうひとつの実技課題が決まる6月までは、毎日”切る”ことを目標にし、2~3日で1体を切っていきました。
そして迎えた6月1日のもう一つの実技課題の発表。ワインディングでした。
それからは、毎日ワインディング、たまにカット。最低ワインディングは3セットを目標にしました。
最初は、45分かかっていたものが、少しずつタイムは縮まりましたが、クオリティーが全く上がらず、気持ちだけがあせる毎日が続きました。
そして、最後のスクーリングの週を迎え、他のみんなの仕上がりはどうかと見てみると、さほどでもなく。みんな大丈夫なのかと、余計な心配をしていたら、心配損でした。
ぐんぐん上達して、みんな巻けば巻くほど上手くなる。それに比べて、私の伸びしろの短いこと。殆ど成長の跡がみられず。
若さにこんなにも嫉妬したのは、初めてでした。やはり若さってすごい。歳をとって痛感するものだろうけど、やはり若い時は、その若さを無駄に生きてきたな~と思う。
と、そんな余韻に浸っている場合ではない。私がやることは、数をこなすことしかないのです。多分、この時期は、他の同級生の中で一番練習したと思います。
筆記試験の勉強は、当初は7月くらいから始める予定ですが、実技がこんなに大変だとは思っておらず、実技試験が終わって、筆記試験迄の1カ月でやることに変更しました。
とにかく、実技試験当日を楽しんで迎えたい。との思いで、最後の2日間はお休みをいただき、思う存分練習させてもらいました。
そして8月6日実技試験の日。朝5時起床。練習を2セット行い、試験会場に向かいました。
計画通り、ドキドキしながらも、なんかワクワクしてて、とてもいい感じでした。
多分これならうまくいけると思って実技試験スタート。
痛恨の大ミスをおかしてしまいました。頭が真っ白になったのですが、ここで終わってしまっては、今までが無駄になってしまう!と、なんとか立て直し、最後までやりきりました。
いろいろと悩んでも仕方がありません。気持ちを切り替え、筆記試験勉強に打ち込みました。
夜、ドトールでひたすら過去問。分厚いテキストが15冊程あるので、持ち運びも大変だし、テーブルもかさばるし。でも、おかげで全部過去問を解くことができました。
筆記試験は、福岡での受験のため、移動中は、ipadで、一問一答をやっていきました。
やはり過去問と全く同じ問題は1問もなく、やはり国家試験てすごいなと、それに比べて・・・、つくづく感じてしまいました。
次の日に自己採点したら、合格していたので、一安心。
あとは、結果を待つのみとなりました。
そして、今日の9時にネットで確認。
無事合格していました。やっぱりうれしいです。
九美の先生方には大変お世話になりました。校長先生ともすぐに電話で話して喜んでくださいました。
またスタッフにもいっぱい迷惑をかけました。
今回のことで、たくさん学ぶことができました。特に、受験生として、今教えている生徒さんと同じ立場に立つ経験ができたことは大きな収穫となりました。
なんでも、やればできる。やらなきゃできない。
この資格を活かして、今後の仕事に役に立てたいと思っています。